便利なフリマアプリとして現在多くの人に利用され広く知られているメルカリ。
そのメルカリが提供しているキャッシュレス決済サービス「メルペイ」には、他の決済サービスにはない様々な特徴があり、利用方法によってはそこから現金を調達することも可能です。
またメルペイはメルカリの売上金も利用できることから、そのからの現金調達の方法について考える人も多いようです。
この記事ではそうした、メルペイを利用した現金調達の方法について解説します。
メルペイってどんなサービス?
メルペイとは、フリマアプリを運営するメルカリから提供されているキャッシュレス方式の決済サービスです。
コンビニやドラッグストア・飲食店などでの支払いに使えて、また一部ネットでの買い物にも利用できるのが魅力。
そして最大の特徴は、メルカリとの連動性で、メルカリで出品したものが売れた場合などの売上金を、そのまま残高としてチャージし、支払いに利用できるという点です。
メルペイは他のきゃっすれす決済と同様に、基本的には事前に銀行などから現金をチャージし、その残高を消化するという形で商品を購入します。
しかしわざわざチャージしなくてもメルカリでの売上金をそのまま残高にできるため、銀行や現金などを一切使わずに、メルペイだけでメルカリでの買い物と出品をつづけることも可能なわけです。
そうしたメルカリユーザーにとっては利用のしやすい決済サービスとしての側面が、メルペイの人気を支え、普及にも貢献していると言えるでしょう。
メルペイにおける「売上金」とはどういうもの?
このようにメルペイにおける「売上金」とは、厳密にはメルペイそのものではなく、メルカリによる売上金のことを指します。
メルカリをよく利用する人であればご存知だと思いますが、メルカリは個人で商品の出品や購入を行うフリマサービスであり、既存のフリーマーケットとは異なり、ネット上のみですべてのやり取りが可能な点が大きな特徴です。
そのため、全国のどこにいても出品と購入が可能になり、これまであまりニーズがなかったと思えたようなものや、逆に欲しくてもなかなか見つからなかったものが個人間で簡単に売買できるようになりました。
これによってメルカリのサービスは大きく広がり、実質的に副業としてビジネスに近いことをしている一般の人も増えています。
こうした利用方法からすれば、売上金も大きく、それを残高としてチャージし、すぐに買い物などに利用できることは非常に便利です。
そのため、メルカリのヘビーユーザーでは、このメルペイ残高への自動チャージを利用している人も少なくないのです。
メルペイで売上金を現金化するためには?
このメルカリの売上金からメルペイ残高にチャージされた分は、現金化することが可能です。
具体的には、この方法を「出金」と言います。
いわゆる現金化とは少しイメージが異なるかもしれませんが、つまり残高としてチャージされている分を、銀行のように引き落とす作業と考えれば理解しやすいでしょう。
メルペイ残高の出金には申請をする必要があり、所定の手続きを行った後、登録した銀行口座にメルペイ残高が現金として振り込まれます。
ただしこの手続きを行うためには、本人確認が必要な点には注意が必要です。
また他の注意点としては、本人確認した氏名と、登録してある氏名、そして振り込みをする口座の氏名が一致していることが必要ということが挙げられます。
すべて同一人物でなくてはなりません。
その他にも、一定の手数料と、振り込みまでの時間がかかることにも注意が必要です。
そしてメルカリからの売上金である場合、計上されてから180日以内という期限があることにも注意しましょう。
メルペイの現金化には他の方法もある
ここまでで解説したものが、いわゆるメルペイにおける売上金の現金化です。
ただしこれにはいくつかのデメリットがあり、一つは前述した手数料や時間の問題。
そしてもう一つが、現金化とは言いつつ、この方法では、後払いでの現金の調達はできないということです。
残高を現金にできるという意味では現金調達の一つの方法ではありますが、これは実質的に銀行口座から現金を引き出すことと大きな違いはありません。
つまりもともと持っていたお金を引き出すという行為でしかなく、この残高がある時点でそれほどお金には困っていない状態だということもできるわけです。
ですが現金化を必要とする人の場合、こうした残高にすら困っているということがほとんどではないでしょうか。
そうした人にとって、売上金の現金化はそれほど魅力的ではないかもしれません。
では他にメルペイでの現金の調達はないのか?というと、実は他にも方法はあるのです。
これを最後に紹介しましょう。
自分に合った方法でメルペイの現金化をしよう
メルペイの利用方法は、まず事前に現金や銀行口座などからメルペイ残高としてチャージしておくことが基本です。
またメルカリで出品したものが売れた場合の売上金も、自動的にメルペイ残高にチャージすることができます。
ただしこれらの方法は事前に現金がある状態だから可能であるものなので、手元に何もない状況で現金が必要になった場合にはあまり関係ありません。
ですがメルペイには他に「スマート払い」という後払い式でのチャージの方法があります。
これを利用することで、手元に現金がない状態でも商品の購入が可能になります。
商品の購入が可能ということは、クレジットカードなどと同じ手法での現金化が可能ということでもあるわけです。
これが、売上金とは別のメルペイの現金化の方法です。
どちらにもメリット・デメリットがありそれぞれの状況によって使い分けるというのが最適な方法でしょう。
メルペイはメルカリとの連動によって便利に使うことのできる決済サービスです。
現金化も含めて、うまく使いこなしてみてください。