東京で現金が要るとなったとき、店の数で困ることはありません。
新宿にも秋葉原にも池袋にも、金券ショップと質屋が駅から数分の場所にあります。
ただ東京で気をつけたいのは店選びよりも、ネットで先に見つかってしまう「先払い買取」の勧誘のほうです。
金融庁がこの手口を名指しで注意喚起していて、正体はヤミ金融からの借金である場合があると書かれています。
この記事でわかることは次の3つです。
まずは東京で現金を用意する手段を、安全さと動ける時間で比べてみます。
| 手段 | 動ける時間 | あとに残るもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 金券ショップで売る | 店による | 何も残らない | 商品券やギフト券がある |
| 質屋に預ける | 店により11:30〜20:30 | 利息と期限 | 手放したくない品物がある |
| カード枠を使う現金化 | 24時間申し込み可 | 翌月の請求と規約違反 | 該当なし(規約で禁止) |
| 先払い買取 | 24時間申し込み可 | 高額な違約金。ヤミ金の可能性 | 該当なし(金融庁が注意喚起) |
現田東京は選択肢が多いぶん、危ないものにも当たりやすいです。
手元の物を売る・預けるという当たり前の方法から先に確かめてくださいね><
※店舗の営業時間・定休日と各窓口の受付時間は2026年9月17日時点で公式サイトを確認したものです。変わることがあるため、出かける前に最新の情報をご確認ください。
金融庁が「先払い買取」を名指しで注意喚起している

金融庁は「商品の買取りをうたって高額な違約金を請求する悪質な業者にご注意ください」という注意喚起を出しています。
そこで挙げられているのが、いわゆる「先払い買取現金化」です。
先にお金を受け取り、あとから商品を送る約束をする形ですが、実際には商品を送らずに高額なキャンセル料を払う前提になっている取引を指します。
手元にない商品の画像を使わせる時点でおかしい
金融庁の説明にある特徴を並べると、判断はそれほど難しくありません。
- 手元にない商品(スマホやゲーム機など)の画像で申し込ませる
- 商品の画像を業者側が用意してくることもある
- 商品の価値ではなく、申込者の収入を審査する
- キャンセル料(違約金)の名目で高額な金銭を請求する
買い取るつもりがないから、商品が本物かどうかに関心がないわけです。
金融庁は商品券を使った先払い買取にも注意するよう呼びかけています。
実態が貸付なら無登録のヤミ金融になる
商品売買の形をとっていても、経済的な実態が貸付で、それを業として行っていれば貸金業にあたるおそれがあると金融庁は説明しています。
貸金業の登録を受けずにこれを行う業者は違法なヤミ金融で、10年以下の懲役または3,000万円以下の罰金、もしくはその両方が科される対象です(貸金業法第47条第2号)。
また金融庁は別の注意喚起で、違法な業者の貸付は3万円から5万円の小口、期間は7日から10日が主流だと説明しています。
出資法の上限金利は年20%で、これを超える利息は違法です。
貸金業を営むには財務局長か都道府県知事の登録が必要です。金融庁は無登録で貸金業を行っている業者の一覧や、他社の登録番号を詐称している業者の一覧も公表しています。名前で検索する前に、この一覧に載っていないかを見てください。
起きやすいことと、申し込む前にできること

先払い買取もカード枠の現金化も、困ったあとの動き方を先に知っておくほうが被害は小さく済みます。
| 起きやすいこと | 申し込む前にできること | 起きてしまったら |
|---|---|---|
| 高額な違約金を請求され、かえって生活が苦しくなる | キャンセル料がいくらかを先に書面で確かめる | 支払う前に金融庁の相談室(0570-016811)へ電話する |
| 個人情報が悪用されたり、ネット上にさらされる | 身分証や勤務先を渡す前に業者名を検索する | 警察相談専用電話「#9110」に相談する |
| 年20%を超える利息を請求される | 貸金業の登録があるかを金融庁の一覧で確認する | 無登録業者への支払いは止めて弁護士か法テラスへ |
| カードが利用停止・強制解約になり一括請求される | 手元の金券や貴金属を先に売れないか考える | カード会社に自分から連絡して支払いを相談する |
| 返済のために別の業者から借りる悪循環に入る | 1社目に申し込む前に相談窓口へ電話する | 東京都の多重債務相談(03-3235-1155)へ |
金融庁の案内には、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター(0570-051051、平日9時から17時)も相談先として挙げられています。
現田「もう申し込んでしまった」という段階でも打つ手はあります。
違約金を払う前に、どこかに電話してください。支払ってからでは戻せませんよ!
カードを使わずに枠を作る方法として、後払いアプリやキャリア決済を使うやり方もあります。仕組みと注意点は別の記事で整理しています。

新宿の質屋は夜20時30分まで、ただし開店は11時30分
東京で正攻法をとるなら、質屋と金券ショップが選択肢になります。
都内に店舗を持つ大黒屋の質店を公式サイトで確認すると、街ごとに営業時間がはっきり違いました。
| 店舗 | 場所 | 電話 | 営業時間 | 定休日 |
|---|---|---|---|---|
| 質新宿東口店 | 新宿区新宿3-24-7 JR新宿駅東口から徒歩2分 | 03-5366-3655 | 11:30〜20:30 | 年末年始以外なし |
| 質秋葉原買取センター | 千代田区外神田1-11-7 電気街北口から徒歩3分 | 03-3254-5351 | 10:30〜19:30 | 年末年始以外なし |
| 質池袋東口買取センター | 豊島区南池袋1-22-1 地下1階 池袋駅東口から徒歩1分 | 03-5949-5301 | 10:00〜19:00 | 年末年始以外なし |
3店で開店も閉店も1時間半ずれている
池袋が10時開店の19時閉店なのに対し、新宿は11時30分開店の20時30分閉店です。
同じ系列でも街の人の動き方に合わせて1時間半ずらしているわけです。
- 仕事帰りが遅くなるなら新宿(20時30分まで)
- 午前中に動くなら池袋(10時から)
- どの店も年末年始以外は休みがない
質屋は品物を担保にお金を借りる仕組みで、期限までに元金と利息を払えば品物が戻ります。
この会社は東京都公安委員会許可 第301049904375号を公式サイトに掲示しています。
先払い買取と違い、実際に品物を預けて、実際に返してもらえる取引です。
手元に預けられる物も売れる物もない場合に、スマホだけで現金を用意する方法は別の記事で順番に整理しています。

カード現金化は東京でも規約違反になる
先払い買取ほど危険ではありませんが、こちらも勧められる方法ではありません。
ショッピング枠を換金目的で使う行為は、カード会社の会員規約で禁止されています。
発覚すると利用停止や強制解約、残額の一括請求につながることがあります。
都内には店舗型の業者もありますが、店があることと規約上の扱いは別の話です。
金券ショップで商品券を売るのも、質屋に貴金属を預けるのも、自分の持ち物を扱うだけの取引です。規約違反にはならず、翌月のカード請求も増えません。東京は店の数が多いので、まずそちらを当たってみてください。
電子マネーやギフト券の残高を現金に替えたい場合は、手数料の少ない順番がある程度決まっています。

東京の相談窓口は目的別に番号が分かれている
東京都消費生活総合センターは、相談の内容によって電話番号を分けています。
どれも月曜から土曜の9時から17時で、日曜・祝日・年末年始が休みです。
| 窓口 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| 消費生活相談(多重債務の相談もここ) | 03-3235-1155 | 月〜土9:00〜17:00 |
| 架空請求110番 | 03-3235-2400 | 月〜土9:00〜17:00 |
| 高齢者被害110番 | 03-3235-3366 | 月〜土9:00〜17:00 |
| 高齢消費者見守りホットライン | 03-3235-1334 | 月〜土9:00〜17:00 |
| 金融庁 金融サービス利用者相談室 | 0570-016811 | 平日10:00〜17:00 |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 各都道府県警へつながる |
来所は予約が要らない、外国語にも対応している
窓口に直接行きたい場合、東京都のセンターは予約が必要ありません。
受付時間内に飯田橋セントラルプラザ16階(新宿区神楽河岸1-1)へ行けば相談できます。
JR飯田橋駅の西口、東京メトロや都営大江戸線の飯田橋駅から歩ける場所です。
英語・中国語・韓国語・タガログ語・ベトナム語での相談にも、通訳を介して対応しています。
1回の相談は30分程度が目安で、相談は無料です(電話をかける通話料は自己負担)。
現田東京は予約なしで行けるのが助かります。
電話がつながりにくいときは、飯田橋まで足を運ぶのも手ですよ!
都内の店が閉まったあとでも、横浜の地下街には夜21時まで開く金券ショップが3店あります。

東京の現金化についてよくある質問
先払い買取と普通の買取はどこが違いますか?
普通の買取は、手元にある品物を渡してお金を受け取ります。金融庁が注意喚起している先払い買取は、手元にない商品の画像で申し込ませ、契約のキャンセルを前提にして高額な違約金を請求する形です。業者は買い取るつもりがないため商品の価値に関心がなく、申込者の収入を審査します。経済的な実態が貸付であれば貸金業にあたるおそれがあり、登録がなければ違法なヤミ金融です。
もう申し込んでしまいました。どうすればいいですか?
違約金を支払う前に相談してください。金融庁の金融サービス利用者相談室(0570-016811、平日10時から17時)、警察相談専用電話の#9110、東京都消費生活総合センター(03-3235-1155、月〜土9時から17時)が窓口です。やり取りの記録や契約書、振込の履歴は捨てずに残しておいてください。金融庁も、犯罪行為を立証するための証拠を残すよう呼びかけています。
東京で夜遅くまで開いている質屋はありますか?
今回確認した中では、新宿の質新宿東口店(03-5366-3655)が20時30分までで一番遅くまで開いています。ただし開店は11時30分と遅めです。秋葉原は10時30分から19時30分、池袋は10時から19時で、街ごとに1時間半ほどずれています。いずれも年末年始以外は休みがありません。
貸金業の登録があるかはどこで調べられますか?
金融庁のサイトで確認できます。貸金業を営むには財務局長か都道府県知事の登録が必要で、金融庁は無登録で貸金業を行っている業者の一覧と、他社の登録番号を詐称している業者の一覧を公表しています。詳しいことは各財務局の貸金業担当課でも確認できます。出資法の上限金利は年20%で、これを超える利息を請求されている場合は違法です。
相談に行くには予約が必要ですか?
東京都消費生活総合センターは予約が要りません。月曜から土曜の9時から17時に、飯田橋セントラルプラザ16階(新宿区神楽河岸1-1)へ直接行けば相談できます。日曜・祝日・年末年始は休みです。英語・中国語・韓国語・タガログ語・ベトナム語にも通訳を介して対応しています。相談は無料です。
千葉の船橋では買取の受付終了が閉店より早く、都内から移動して売る場合は時刻の読み方が変わります。

東京で現金化するときのまとめ
東京は店も情報も多いぶん、危ない選択肢にも当たりやすい街です。
今回調べてみて、気をつけるべきなのは店選びより手口のほうだとわかりました。
- 手元にない商品の画像で申し込ませる取引は、金融庁が注意喚起している先払い買取
- 実態が貸付で無登録なら違法。出資法の上限金利は年20%
- 正攻法は金券を売るか質屋に預けるか。新宿は20時30分まで開いている
- 違約金を払う前に0570-016811か#9110、03-3235-1155へ
- 東京都のセンターは予約なしで行ける(月〜土9時から17時)
急いでいるときほど、手元に売れる物や預けられる物がないかを先に確かめてみてください。
そのほうが、あとに残るものはずっと軽くなります。
都内の窓口が閉まっている週末は、土曜も電話相談を受けている埼玉の県センターが相談先になります。






