アッパーマス層とは
アッパーマス層とは資産が3,000万円以上、5,000万円未満の世帯のことを指しています。
1億円なんて言われると「自分には関係ないや」と思う人がほとんどのはずですが、例えば夫婦共働きで3,000万円だったら、ちょっと想像できそうな気がしませんか?
もちろん、するのは妄想だけであり思っているほど簡単に到達できる世界ではありませんが、「ちょっと商売がうまくいけば・・」なんて少しだけ親近感が湧きますよね。
世間から考えると超高給取りであり身近な気もするこの人たちですが、一体どのような生活をしているのでしょうか。
この記事では、現金化コラムでお金を作る方法から気になるアッパーマス層と呼ばれる人たちの生活について調べてみました。
アッパーマス層の上と下って?
野村総研の調査によると、保有している金融資金の額に応じて資金の改装は大きく5つに分けられています。
まず最もトップに君臨するのが超富裕層と呼ばれる人たちであり、5億円以上の資産を有しています。
いわゆる「超お金持ち」と言うグループの人です。
超富裕層の下に属するのが富裕層であり、こちらは1億円以上、5億円未満の資産があります。
このクラスになると普通の「お金持ち」と言うイメージでしょうか。
そしてその下には準富裕層と呼ばれる層があり、5000万円以上、1億円未満の資産と続きます。
ちょっとしたお金持ち、という感覚ですね。
その下にようやく「アッパーマス層」が現れます。
先ほども紹介しましたが3000万円以上、5000万円未満の金融資産を持っている人たちです。
そして最後に、マス層・3000万円未満となるのです。
超富裕層になると、サラリーマンとして働いているだけでは到達する事は不可能です。
お金持ちと言われる富裕層であれば、1部上場企業の役員等になれば実現可能なレベルと言われています。
多くの一流サラリーマンは準富裕層と呼ばれるグループを目指しており、まずは5000万円の資産を形成することを1つの目標にしているようですね。
とは言え5000万円もの資産を形成することはなかなか難しいので、アッパーマス層の3,000万円が現実的に狙える目標と言えるかもしれませんね。
アッパーマス層はどのくらいの割合なの?
さて、アッパーマス層呼ばれる人たちはどのぐらいの割合でいるのでしょうか。
超富裕層から増槽までの5つの階層にどれだけの人が分布しているのかについて紹介していきます。
2017年に行われた調査によると、
・超富裕層と呼ばれる人たちは8.4万世帯であり、総額84兆円の資産を持っていたと言われています。
・富裕層と呼ばれる人たちは118万世帯であり、総資産は215兆円とのことです。
・準富裕層は322万世帯であり、247兆円の資産をお持ちです。
・さて気になるアッパーマス層ですが、720万世帯、320兆円の資産です。
・最後にマス層が4,203世帯で、総資産が673兆円と言われています。
このデータを見ると、アッパーマス層は680万世帯ですから、結構なボリュームになりますね。
ただし世帯数だと少しぴんとこないので、次の考え方がいいかもしれません。
・超富裕層:0.1%
・富裕層:2.2%
・準富裕層:6.0%
・アッパーマス層:12.9%
・マス層:78.9%
日本の全世帯のおよそ8割はマス層と呼ばれる総資産額3000万円以下の階層に含まれているので、アッパーマス層以上なら上位20%にランクインできるということですね。
アッパーマス層はどんな生活を送っているの?
さて全世代の上位20%に含まれるアッパーマス層は、どんな生活を送っているのでしょうか?
毎日おいしいご馳走を食べたり、海外旅行にしょっちゅう行っているようなイメージはありませんか?
想像するだけで夢が膨らみますよね!
しかし実際のところは、私たちのような普通の人たちと生活にあまり違いはありません。
3000万円もの資産は大金と思うかもしれませんが、毎月20万円で生活していると、年間で240万円。
。
12年ちょっとでなくなってしまう金額なのです。
想像していたよりもちょっと少ないなと思うのではありませんか。
ですからたった3000万円あった位では、大きな贅沢をすることはできません。
30,000,000円程度ではタワーマンションを購入することもできませんし、高級スポーツカーを乗り回すこともできません。
タワーマンションなら頭金程度ですし、スーパーカーを購入すれば保険や車検、維持費などのメンテナンスコストで終わりです。
もちろん、コンスタントにまとまったお金を稼ぎ続けられるのであれば少しの贅沢はできますが、それでも世間が思っているほどリッチな生活とはほど遠いのです。
ちょっとがっかりな反面、親しみを憶えませんか?
アッパーマス層になるためには、投資が一番
とは言え、アッパーマス層になると、日頃欲しいと思っているものは大抵購入することができるようになります。
大きな贅沢をしなければ、良いものだけに囲まれて豊かな生活することも十分に可能な資産なのです。
そんなアッパーマス層になるための最短の方法は、投資をすることです。
3000万円のリターンを望むのであれば、時間さえあればハイリスクハイリターンな投資である必要はありません。
ミドルリスク・ミドルリターンの投資をコツコツとと続けていけば、多くの人が到達できる景色でもあるのです。
もちろん、投資が嫌だというのであれば貯金でもOKです。
しかし毎月5万円の貯金と考えると、年間で60万円、10年間で600万円、50年間で3000万円・・となるので、アッパーマス層に到達した頃には、使う余裕がないかもしれません。
投資なら、月々5万円を3%の運用を30年続けると、見事3000万円に到達します。
例えば、25歳から投資を続けると、55歳、つまり定年のちょっと前には3000万円のアッパーマスに到着です!
事実、サラリーマン投資家の中には、リスクがそれほど高くないインデックス系の資産を購入し続け、アッパーマス層に滑り込んだ人たちもたくさんいるのです。
アッパーマス層と現金化の関係は?
アッパーマス層で3000万円程度の資産を持っていれば、すぐに現金化するための資産はいくつかお持ちのはずでしょう。
家など不動産や金のネックレスやプラチナなどの宝飾類、ブランドもののアイテム、時計などを売れば、すぐにまとまって現金を手に入れることができるはずです。
もしかしたらインフレの対策として、金そのものが自宅にあるケースも珍しくないことでしょう。
こういった商品を上手に現金化することで、資産を無駄なく生かすことができるのです。
さらに株券や債券といったペーパーアセットも、将来を見据えて少しずつ処分しておけば、手元に残る現金は増えていきます。
アッパーマス層では、投資や購入した私財をいざというときにまとまった現金形成に利用できる、というのは、今後の人生に置いて大きな安心になるはずです。
アッパーマス層についてまとめ
アッパーマス層は全世帯の20%の中に含まれていて、比較的恵まれた世帯です。
とは言え、生活にめちゃくちゃ余裕があるかと言われるとそうではなく、生活のレベルは一般の人たちとほとんど変わらないレベルです。
ちょっといいものを手に入れることができたり、時々旅行ができると言った点で少しだけ違う事はありますが、端から見ている分にはほぼ変わりません。
アッパーマス層は一般的なサラリーマンでも到達することができるのが嬉しいところです。
コツコツと貯金を積み重ねて行っても良いですし、投資をすればもっと早い段階に到達することが可能になるでしょう。
アッパーマス層は物質的に恵まれているため、現金化をするためにも困る事はありません。
そのためいざピンチの時にも現金に困ることなく、安定した生活を送ることができるでしょう。